コラム

幼児教育で大切なことは?種類や注意点も併せてご紹介

更新日:2024/04/10

ご家庭に小さい子どもがいる場合、幼児教育に関心がある方も多いのではないでしょうか。
幼児教育と一口に言ってもさまざまな教育方法や注意点などがあるため、それらを押さえておく必要があるのです。今回は幼児教育を行う上で大切なことについてご紹介します。

目次

そもそも幼児教育とは

幼児教育とは、乳児期を過ぎた2歳頃から小学校入学前の子どもを対象に行われる教育のこと。
「教育」と聞くと、机に向かって勉強することを連想する方が多いかもしれませんが、幼児教育は机での学習のほか、家庭や地域社会における日常生活を通した経験も含まれています。
幼児期は大脳神経系のおよそ8割が完成するといわれており、言語能力・身体能力ともに著しく発達する時期です。
幼児教育は生涯にわたる人格形成や能力のベースを作り上げることを目的としているため、子どもの人生を左右することも。
好奇心旺盛で脳が柔軟なこの時期に、子どもの得意分野を見つけ、可能性を広げてあげることにつながります。

幼児教育の主な種類

幼児教育といってもその手法はさまざま。幼児教育の手法として扱われることが多い主な教育手法についてご紹介します。

七田式教育法

七田式教育法とは、日本人教育研究者である七田眞氏によって提唱された学習方法です。
人間の右脳が長期教育を司る点に着目し、右脳を鍛えることで子どもが持っている才能をより高めることができるとされています。

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育とは、イタリア人医学博士であるマリア・モンテッソーリ氏によって提唱された学習方法です。
子どもには自分を育てる力が備わっているという「自己教育力」がモンテッソーリ教育の前提。
モンテッソーリ教育は、子どもに対して大人の価値観を一方的に押しつけるのではなく、子どもの興味や発達段階に合わせて環境を用意し、子どもの自発的活動を促していくのです。

シュタイナー教育

シュタイナー教育とは、オーストリア人哲学者であるルドルフ・シュタイナー氏によって提唱された学習方法です。
シュタイナー教育は「人智学」と呼ばれる学問がベースになっており、自己決定を行える人間になるためには、感情や意思に働きかける総合芸術が欠かせないとしています。
音楽に合わせて自由に体を動かしたり、絵や図形を書いたりしながら感情表現をすることで他者との調和を学びます。

知能教育

知能とは1つの能力だけを指すのではなく、多くの能力の集合で成り立っています。
その1つ1つの能力を知能因子と言い、それぞれの知能因子を刺激することを知能教育と呼んでいます。
図形(かたち)、記号(数)、概念(言語)、などいくつかに分類され、記憶力思考力を伸ばす授業など、ピンポイントで刺激する教育のことです。

幼児教育で大切なこと

幼児教育を行うことで子どもは学ぶ楽しさを知ったり、周りのお友達との協調性などを身につけたりすることができます。
しかし、あることに気をつけなければ子どもの成長の芽を摘んでしまうことも。ここでは、幼児教育を行う上で大切なことについてご紹介します。

親子が一丸となって取り組む

幼児教育を行う際は、親子が一丸となって取り組むことが大切です。
冒頭でもお伝えしたように、幼児教育は学習によるものに加えて家庭や地域社会におけるさまざまな経験も必要になります。
親子が一緒になって物事に取り組むことで、子どもは楽しさや嬉しさを感じ、親も子どもの成長を間近で見ることができるメリットがあるのです。

子どもが自ら学びたいと思う環境を作る

子どもに学習を押しつけたり、子どもの発達段階以上のことを求めてしまうと、子どもは学習自体に嫌悪感を抱いてしまうことも。
子どもの学習意欲を高めるためには、子どもが自然に「もっと学びたい!」と思える環境を作ることが求められます。
ただ知識を詰め込もうとするのではなく、体を動かしたり、読み聞かせを行ったりするなど、楽しみながら学べる工夫が必要です。

さまざまな経験をさせる

子どもの好奇心を育てるためには、さまざまな経験がポイントになります。
例えば、家の近所を散歩するだけでも思わぬ発見があったり、長期休暇に田舎で自然に触れることで都会では得ることができない貴重な経験をしたりすることが可能です。
さまざまな経験を積むことで、子どもの発想力や知的好奇心を磨くことにつながるため、幼児教育を行う上で大切なことであるといえます。

幼児教育を行う際の注意点

子どもに幼児教育を適切に行うためには、注意点についてもしっかり把握しておく必要があります。幼児教育を行う際の注意点には一体どのようなことがあるのでしょうか。

子どもの意思を最優先する

幼児教室に通う場合、学習内容や教室の教育方針と子どもの性格がマッチするかどうかも気をつけておきたいポイントの一つ。
子どもがその学習教室に行きたくなさそうな素振りを見せたり、教室での学習をあまり楽しくなさそうにしていたら、子どもの意思を確認するようにしましょう。

幼児教育を行う目的を明確にする

「周りのお友達が始めたから」といったように、幼児教育を行う目的を明確にしない状態でいると、子どもは何を目指せばいいのかわからなくなってしまいます。
幼児教育の目的でよくあるのが「知能教育」や「小学校受験」、「子供の可能性を広げること」です。
このように子どもに対して幼児教育を行う目的を示してあげることで、子どもはモチベーション高く学習に向き合え、学習の効果をより効果的なものにすることができます。

幼児教育で大切なことを押さえて子どもの能力を伸ばしていこう

今回は幼児教育で大切なことや注意点などについてご紹介しました。
幼児教育を行う目的は、子どもの人格形成や学習のベースを作ることで、子どもの内面に働きかけ、学習意欲や好奇心を育てていきます。
そして、幼児教育は親子が一丸となって取り組む必要があるため、子どもの思いがけない一面を見ることができるでしょう。今回ご紹介した幼児教育で大切なことを押さえて子どもの能力を伸ばしていきましょう。

講師:柳

講師:柳澤

                   

監修:東京英才学院の幼児教室部門

幼児教室部門ではお子さまに「できる喜び」や「考える楽しみ」を感じてもらうことを大切にしています。ほめて子どもたちを認めてあげて「やればできるんだ」という気持ちになってもらえるよう心がけています。「これ違うよ」と否定するのでなく、「クルクル回してみよう」など、ヒントを与えながら授業を進めています。また、保護者の方へも、「しからない子育て」や受験の面接のやり方、進路相談などご助言しております。

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