個別指導塾で失敗しないために！知っておくべきポイント

更新日：2024/03/29

個別指導塾は、集団塾よりも生徒ひとりひとりに合わせたカリキュラムを作成し、指導をしてくれるというメリットがあるため人気です。ところが、実際は塾に通っているのになかなか成績アップができなくて悩んでいる生徒もいるようです。これは、塾の探し方と指導員の選び方を間違えているからだといいます。
ここでは、個別指導塾へ通わせたい、通いたいと思っている方に知っておいてほしいポイントを紹介していきましょう。

個別指導塾のデメリットとは？なぜ成績が伸びないのか

集団塾とは違い、生徒個人に合わせた学習内容で指導してくれる『個別指導塾』は成績アップが期待できると人気があります。生徒の苦手科目やわからないところをしっかりと教えてくれるので、安心して任せられると考えている親御さんもいるのではないでしょうか。
お子さまの中にも「塾に通えば成績は上がる」と考えている子もいるかもしれません。しかし、個別指導塾に通ったからといって必ず成績がアップするとは限らないことを理解しておきましょう。
その理由はいくつかありますが、まずひとつめは「生徒が自分で考える必要がないと思ってしまう」ことです。
勉強しているのだから自分で考えるでしょ、と思うかもしれませんが、個別指導のデメリットの中には「講師に答えを出させてしまう」というものがあります。
たとえば、数学でわからない問題があっても、「なぜわからないのか、どこを見落としているのか」を自分で考えずに講師へ「どうすればいい」と答えがでるまで質問し続ける子がいます。もちろん講師は生徒にわかりやすく説明しながら計算法を記入していくので、そこには出来上がった計算式と答えが書かれていることになり、生徒はもうその計算を考える必要がありません。
こういったことが続くと、わからない問題のどこが苦手なのか、どこを見直すべきなのかを生徒自身が理解しないので知識として身につかず、結果として成績が上がらないという事態になるのです。

どんなところに気をつけたらいい？個別指導塾を選ぶポイント

あまり深く考えずに「友達が通ってるところだから」「人気があるところだし」と塾を決めてしまうと、成績が上がらず塾に通う意味が見出せなくなるかもしれません。退塾するとなると解約金などが発生する可能性があります。
そんなことにならないためにも、個別指導塾を選ぶポイントを確認しておきましょう。あらかじめチェックポイントを理解しておけば、しっかりと考えて選ぶことができます。

「生徒の学力・得意なものや不得意な科目に合わせたカリキュラム」を考えてくれているか

大手の個別指導塾には、あらかじめ決められたテンプレートのカリキュラムを提案するところもあるようです。せっかく個別指導塾に通うのだから、そのような塾は避けるべきです。
選ぶときには、直近のテストの答案や成績表の内容をもとにアドバイスをきちんとしてくれる、生徒の理解度に合った適切なカリキュラムを組むことができているかをチェックします。地域に密着した中小の塾の方が精通していることが多いようです。

塾の雰囲気はどのような感じか

子どもたちの学力を伸ばすためには、塾の雰囲気がどのような感じなのかも大切です。
講師の教え方が上手か否かもさておき、子どもたちが講師に対して、信頼を置かないと、聞きたい質問もしないでしょうし、講師が言ったことに対しても素直に受け入れてくれないからです。
ですから勉強だけでなく、部活の話や趣味の話など、アットホームに気兼ねなく話ができる塾を選ぶと良いでしょう。
そのためにはまずは、その個別指導塾の体験授業を受けてみるのが良いでしょう。塾によっては無料で行っているところもあるので、日にちや時間や教科などを伝え、試してみるのも良いでしょう。

その他確認すべきこと

自習室に行っても講師に質問できるのか、塾長に指導歴や指導実績があるのか、振替授業ができるのか、塾の料金がしっかり提示されており曖昧な部分がないかといったこともチェックしておくと安心です。
個別指導塾では一般的に毎月の授業料以外に入会金や教材代がかかります。なかには、暖房費や管理費などもかかるところもありますので、チェックしておきましょう。
個別指導塾は、生徒一人ひとりに指導が届きやすいというメリットがありますが、実は気をつけないといけないポイントがいくつかあることを理解しておきましょう。

授業がわかりにくいよりも大事！講師との相性を考えよう

子どもの成績アップを妨げる原因のひとつに、「相性」があります。
学校のことについて質問すると、子どもの口から「あの先生の授業はわかりにくい」という言葉を耳にしたことがある親御さんもいるようです。もし子どもの口から「あの講師の教え方がわかりにくい」と聞いたら、まずはどんなところがわかりにくいのか、どうしたらその講師の授業をうまくやれそうか、と話をしてみましょう。
よくよく聞くと、講師の授業はわかりやすいけどあまり好きではないタイプの人という理由の場合もあります。そんなときには、相性のことも考えて個別指導塾に相談してみるか、どうしても無理という場合は、塾長と情報の共有をしておくことで講師の変更をしてもらえる可能性もあります。

講師：市川

                   

監修：東京英才学院の小中高個別指導塾部門

地域（吉祥寺）に密着したアットホームな個別指導塾・学習塾として行っております。吉祥寺近辺の公立のお子さまだけでなく私立国立から通っていただいているお子さまも多数いらっしゃいます。受験や学校補習、定期テスト対策、内部進学対策や英検などお子さまに合わせて授業を進めています。子どもたちから質問できたり、控えめなお子さまへは、鉛筆が止まれば、「わからないのかな」と水を向けてあげたりなど、講師との程よい距離感を大切にしています。

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